個人店における「スタンプカードは売上UPにつながるのか?」問題について
開業時はバタバタして忘れてしまい、少し落ち着いてから「そういえばスタンプカードを作る案もあったな」と思い出したことがありました
どうしようかな~?と思いながらダラダラ先送りにしすでに15年以上経っていますので、必要なかったという結論になりますね
理由は単純で、スタンプカードは要するに割引サービスだからです
それでいくら囲い込んだつもりになっていても割引を好む人は値段でカンタンに離れてしまいます
しかもスタンプカードは小さなトラブルもまあまあ多く、例えば500円で1スタンプだとして1870円だと3つ押すのか?4つ押すのか?1760円ならどうするのか?などなど、細かいことでお客さんと小競り合いになったり
カードを忘れた際にレシートにスタンプを押して「次回一緒にお持ちください」と渡してもそのレシートを無くしてしまい、自分が無くしたにも関わらず「なくしたけどダメ?」「押してくれない?」なんて言われ断るとムッとしたりします
こういう細かいことで文句を言う人を集めてしまうのがスタンプカードなのだと思います
そもそもスタンプカードは使ってくれた累計金額が多くなると割引するサービスですが、これってつまり常連さんを覚える手間をカードに押し付けているだけです
それならお客さんをしっかり記憶し来店する度に「いつもありがとうございます」と笑いかけるほうがよほど良いサービスです
その方が使ってくれている金額もある程度把握しておけば「今日は特別に端数を切っておきますね」などちょっとしたサービスをすることもできます
しかもそのほうが金額的なコストは圧倒的に小さくなり、それに反比例する形でお客さん側の喜びは大きくなります
なにも無理やり名前を聞き出してそれを覚えたり仕事の手を止めてまで世間話をする必要はありません
いつも来てくれていることに感謝していることを伝えればそれでいいんだと思います
記憶が最高のサービスってことですね
ではでは
割引は時に悪手になるので要注意です
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