飛び込み営業が役立つ場合は?
前回「飛び込み営業は相手にしない」と書きましたが、実は役立つパターンもあります
それは自身がまだ未熟な場合です
まあ人間なんて永遠に未熟で完成などしないのですが、そういった人生論ではなく「飛び込み営業が持ってくる情報の価値」まで自身のレベルが達していない場合は非常に役立つことがあるんです
私の場合ですと、自店のサイトづくりに大いに役立った経験があります
私が開業した頃は今ほどネット活用が重要視されておらず世の中にはまだスマホもありませんしネットはPCで見るもの、という時代です
そのせいもあり自店サイトはあった方がいいけれどそこで集客するという意識がその当時の私にはありませんでした
なのでトップページだけを作成し「こんな気持ちでお店をやってます」といった信念のようなことをツラツラ書いているだけでした
当然ですがアクセス数は全く伸びません
それが転機を迎えたのがまさに飛び込み営業によるものだったんです
開業してから半年ぐらい経ったぐらいでしょうか、サイト作成代行の業者さんが飛び込み営業でいらっしゃいました
店頭がかなり暇だったので暇つぶしのつもりで話を聞いてみると、これがもう目からウロコ。
どういう風にサイトを作ればアクセスが伸びるのか、デザインや配置、リンクの張り方までかなり具体的に教えてくれ、実際にそうやって作成したサイトの成功例も見せてくれました
アレコレ質問をしても的確に返答があり(優秀な営業さんだったのでしょう)かなり濃密な時間を過ごしたのを覚えています
一通り聞きその場では「検討してみます」と帰っていただきましたが、実際は大興奮でその日の晩に聞いたとおりにサイトを作り替えました
するとすぐにアクセスが伸びていき問い合わせも増え、そうやって今に至っています
その業者さんとは契約をしなかったのでタダで情報をいただき申し訳なかった気持ちも少しありますが、そのへんの駆け引きも営業スキルです
その点ではその営業さんは少し具体的に教えすぎたのでしょう
優秀ですが人が良すぎたのかもしれません
さて、この飛び込み営業がなぜ役立ったかというと、私の意識がそのレベルに達していなかったからです
だから砂が水を吸収するようにいろんなことを学ぶことができたんですね
今もし同じレベルの話をされても「あっそ」で終わり、学べることもゼロとはいいませんがかかる時間や労力に比べると割に合わないと思います
つまりちゃんと断ることができるのであれば、飛び込み営業も自身の未熟な分野なら話ぐらい聞いてみる価値があるかもしれない
ということになりますね
もちろんその後に契約をしても構いませんがお金がないうちはできることは自分でやるべきだと思います
ではでは
run-a-small-shop.hatenablog.com